内側も除菌ウェットティッシュなどで拭いてみたものの、そのまま使用するのはやはり躊躇するものがあるため、ダメ元で丸洗いしてみることにしました。
オイルアップしたばかりで勿体無い気もありますが、紐を外してブートブラックのツーフェイスローションで汚れ落とし。
シンクに溜めたぬるま湯にドボンした図
入れて1分経たないうちに靴から茶色い液が滲み出るのが確認できました。
漬け置きしたのは10分程度。
洗剤はM.MOWBRAYのサドルソープ。
相方がガチで乗馬用の鞍に使ってるもの。
サドルソープを柔らかい食器用のスポンジで泡立てて内側もしっかりと洗浄。
サドルソープは濯がなくてもいいそうですが、茶色い泡が気になるので軽くサッと濯いでから滴ってる水を拭き取り、鞍の中に新聞紙など使い捨てできるものを詰め込み。
夕方までは陽の当たらない風通しのいいトコロに置いて陰干し。
約6時間経過。水気取りの紙を取り出してから、型崩れ防止にシューツリーを入れておきました。
さらに3時間経ったもの。乾き出した部分から徐々に色味が薄くなっています。
穴飾りの中に残ったワックスなどのカスが完全に乾き切って取れなくなる前にピンセットで除去。
丸洗い前はカビ臭いとまではいかないものの長期間靴箱とかにしまい込んでた感のある臭いがしてましたが、洗浄後はいかにも革製品な匂いに変化しています。
日当たりが変わってきたので乾燥場所を変更、シューストレッチャーでガレージに吊るしておきました。その際半乾きのうちにリッチモイスチャーで油分を補充してあります。
丸洗いから30時間ほど経過しました。アッパーは乾いていますが、中はまだ湿っているので陰干し続行です。
約40時間経過、内側もだいぶ乾いてきたのでアッパーと内側の両方ともにオイルアップ。クラックや縮みなどは見受けられません。
約55時間経過。内側がもう少しといった感じ。乾いてくると前オーナーさんの足型が目立ってきますが、これはオールソールして中敷交換しないと無理な部分なので割り切っていきます。
約70時間経過しました。
仕事に行ってる間にしっかり乾いた模様。洗っておいた靴紐を装着して、丸洗いは無事完了。
定価の1/10程度で入手したとはいえ失敗したら勿体無いので、上手くいって安心しました。
厚手の靴下(モンベルのとか)を履いてちょうどいいサイズなので、これから活躍できそうです。