10数年前に母が購入したSalvatore Ferragamo の靴。
モカシン?でも踵まで巻き込んだソールの形状からするとドライビングシューズのようにも見えます。
大事にしていたようですが、買って数年で写真のようにソール部分が剥離してきたとのこと。
ポリウレタン系のソールによくある加水分解ですかね?
本来取れない筈のインソールも、接着剤の劣化で引き剥がせるようになってました。
硬いプラ板?のような素材が入ってるのは黄色い矢印の部分までで、その先のインソール下には薄い布地があるだけ。
母にとっては旅行の記念となる靴だけにどうしても諦めきれず、たとえ履けない靴でも未練がましく取っていたようです。
正規販売店で購入したフェラガモならメーカー修理が可能だそうですが、時間が経ってる上に海外で購入した物なので証明のしようがある筈もなく…。
最近のフェラガモは中にチップが入っていて、防犯対策はもちろんその靴の情報も読み取れるようになってるみたいです。
とにかく素人が直せるものでは無さそうなので、靴修理のプロにお願いしてみる事にしました。
いずみ靴店https://www.izumikutumise.com
『元通りではなくまた履けるようにしていただければ』と写真を送って依頼しました。
修理から戻ってきた靴がこちら。
スタイリッシュな雰囲気は薄れていますが、しっかりと丈夫な感じになって帰ってきました。
諦めていた物がまた履けるとあって母も大喜び。
いずみ靴店様、ありがとうございました。